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行政書士が事務所を借りるタイミングとそのポイント

 

あまり話してこなかったのですが、私はずっと自宅の一室で行政書士事務所をやっていました。

あつかっている業務が風営法と特殊車両通行許可に限定していたので依頼人が事務所に来るということがないので事務所はあってもなくてもよかったですし、特に不自由は感じていませんでした。

ですが一年くらい前から依頼はキャパオーバー状態で、自宅にいても絶えず仕事の山が目の前にあってリラックスできませんし、ここ最近はオンオフの切り替えができていないとストレスをずっと感じていたのです。

そこで思い切って事務所を借りて後輩の行政書士と共同事務所を始めました。今回は行政書士が事務所を借りるときのタイミングとか私なりに気を使ったポイントをまとめてみました。

参考のため、事務所は東京都港区赤坂にあって、1ルーム程度の小さな事務所です。

東京都港区赤坂9‐1‐7 赤坂レジデンシャル534

行政書士が事務所を借りる

事務所を借りるタイミングは、いつでもいい

メディアとかブログとかで目立ってる行政書士の先生は自宅兼事務所を下に見ていて独立した事務所をお勧めする傾向にあります。

しかし、その先生方は集客に成功したから結果的に事務所が機能して「事務所は借りるべき」という結論に至っていることがほとんどです。そのため開業するすべての先生方に当てはまるとは限りません。

ほとんどの先生方はスタートアップは月に売り上げが10万円もいかないと思います。その中で家賃も払って自分の人件費も出してとなるとまず無理です。

開業資金がたくさんある人であればいいかもしれませんが、私は最初は無理せずに自宅兼事務所でも全く問題ないと考えています。
事務所を借りるタイミングも、売り上げをみて無理せずにやることが大事だと思います。

 

逆にいえば、その意味では一般民事やビザなどの事務所がないと営業しづらい業務は自宅兼事務所での開業は難しいかもしれません。

 

事務所を借りるのに売り上げがいくらくらい必要か?

事務所を借りるにあたって一番気になるのがずばり「やっていけるかどうか」でしょう。

事務所を借りれば生活費以外に固定費が最低でも何万円かはかかりますが、捻出できなけれれば当然赤字になってしまいます。

これに関してはリアルな話になりますが、月の売り上げを40万円あるかどうかが一つのポイントでしょう。

夢のない話で申し訳ないのですが、私の場合、独身ですし大した趣味もありませんでしたので生活費はひと月に25万円もあれば十分です。また集客もSEOが主体なので広告費はほとんどかかりませんので40万円あれば経費も含めてなんとかやっていけると思います。

実際には40万円の売り上げは開業して少ししたら達成できましたし、現在の売り上げは40万円よりも上なのですが、事務所を借りることにプライオリティがある人はまずは40万円をめやすにできるのではないでしょうか。

 

見栄にお金はかけない

25万円あれば生活できるといいましたが、私の場合は人生のハードルを「最低限飯が食えれば大成功」くらいにしか考えていないのでこれでも大丈夫かもしれません。

しかし、ほとんどの人はそれじゃあいやだろうし、いい服も着たければ飲み代とかもかかると思います。結婚すればこうはいかなくなるだろうし、派手好きの嫁(あるいは働かない夫)を選んだらお金はいくらあっても足りません。

これに関しては個々の人生なので知ったこっちゃありませんが、スタートアップで売り上げがないのに名刺にこだわったりスーツはいいものを着なくちゃいけないとか見栄にお金をかけると、みる人から見ればアンバランスさは簡単に見抜かれてしまいます。

今時お金をかけなくても最低限ビジネスシーンに耐えうる格好はできますし、見栄にお金をかけても挨拶ができなかったり、電話対応がダメだったりすれば廃業一直線なので、それであれば必要以上にお金をかける必要はありません。

あなたがいま貧乏なのは仕方がないとして、数年たって貧乏生活を笑い飛ばすくらいになりましょう。

 

事務所を借りるメリット

満足感・達成感がある
気にする人は気にする
人を招くことができる
事業が拡大できる可能性がある
雇用を生み出せる可能性がある
仕事とプライベートを切り離せる

事務所を借りることのメリットはいろいろありますが、最も大きなものはやはり自己満でしょう。自宅兼事務所よりも耳触りはいいので他人にも話しやすいですし、SNSなどにも載せやすくなります。

 

また、「事務所がどこにあるのか、独立した事務所かどうか」を気にする依頼人はいるかもしれません。私の場合は自宅が西麻布なので耳触りがよく、これで依頼につながったということもあったと思います。

 

事業の拡大性

自宅兼事務所だとマンパワーの部分とかで独立した事務所にはかないませんので事業の拡大性からみれば限界はあると思います。

私の場合は月の売り上げが80万円を超えてくると自宅も汚くなってくるし、クライアントの個人情報とかの管理とかも含めてかなりストレスでした。

これは経験した人でないとわからないかもしれませんが、仕事環境でストレスが多いと「もっと依頼を増やして拡大しよう」という気がうせてしまいますので明らかにマイナスといえるでしょう。

事務所を借りることで事業に集中できる環境がありますので拡大性という面ではプラス面が多いように思えます。

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応接スペース

事務所を借りることで他人を招くことができますので当然クライアントにも「まずは事務所でお会いしましょう」ということができるようになります。

しかし、行政書士の場合は許認可の場合、業務の8割はクライアントのところに行くパターンになりますし、残りの2割も事務所に来なくても解決できる案件がほとんどだと思います。

そういう意味では応接ができるかどうかは選ぶ業務によってはほとんど問題にならないことも多いのではないかと思います。

逆に離婚問題や相続などの民事案件が多い場合はかならず応接スペースが必要でしょう。

 

 

事務所を借りる場合のポイント

都心部には物件はあまっている

私の場合は最初から大きな事務所を借りる気はなくて書類作成スペース程度で十分だと考えていましたので物件の料金は10万円以下で探していました。

10万円以下の事務所はインターネットとかで検索するとたくさん出てきて、特に都心部ではぜいたくを言わなければ探し放題です。

このあたりだと最近は保証人も必要いらなかったり、審査もあってないようなものだったりしますのでそのあたりが心配な人はあまり気にしなくてもいいと思います。

ただし、15万円を超えてくると一気に審査が厳しくなる印象がありますので気を付けてください。

 

 

結局歩いて探した

今回事務所を借りるにあたって、立地は耳触りのいいところがいいと思っていたので六本木、赤坂、青山あたりで探していました。

インターネットで検索すると何件かでてきます。まずは物件を目で確認してその周りを歩いてみます。

事務所を借りれば毎日行くことになりますので近くにコンビニがあるかどうかとか駅からの距離はどうかとかいろいろ考えます。都心部であっても立地によってはコンビニが周囲になかったりするところもあるので気を付けたほうがいいでしょう。

これは裏技になると思いますが、インターネットである程度の情報をあつめたら、その場所を歩けばたいていその物件を扱っている不動産屋さんがあって、そこと直接相談したほうが話が早いということも多かったです。

今回の事務所も事務所のビルの1階に不動産屋さんが入っていて、そこにそのビルの情報が集まっていました。

 

 

単独事務所にするか、共同事務所にするか

今回は後輩の上田貴俊先生との共同事務所にすることになったのですが、上田先生との付き合いも7~8年になりますし、意思の疎通はとれているので何の心配もありませんでした。

共同事務所のメリットはもちろん家賃などの経費を折半にできるところにあります。さらに情報の共有がしやすいというところも大きいですね。

 

これは私個人の考えなのですが、長年の付き合いだから共同事務所にしたのであって、共同事務所ありきでパートナーを探すのはお勧めしません。

共同事務所はメリットが大きいのですが、毎日顔を合わせればいい時もあればそうでないときもあります。

たしかに雇用関係ではないので独立した専門職という面では会社組織よりは問題は起きにくいかもしれませんが、相手のことを尊敬できなかったり、あるいはその可能性がありそうな場合は見送ったほうがいいと思います。

 

行政書士(同業者)の話は、一切気にしない

事務所を設けることによって「挨拶に行きます」とか「すごいですね」という言葉をかけてもらうことが多くなりますが、私はひねくれているのでその手の話は一切信用しません。

持ち上げられる場合も信用しませんが、不必要にネガティブな意見も信用しません。
私はもともと行政書士同士のつながりがほとんどないので気になりませんでしたが、つながりの多い先生だと目新しいことをしようとすると「おまえなんてまだ無理だ」とか根拠のない批判を受けた経験があるひともいると思います。

 

同業者だと大なり小なり本音と建て前もありますし、人間の心理は一筋縄ではないので表面上の言葉だけを信頼すると本質をとらえられずに疲れてしまいます。

たとえば「今度挨拶に行きます!」とか言われたとします。お人よしの先生だと自分のことを慕ってくれているとか思うかもしれませんが、挨拶に来る人はたいてい「どんなもんか見てやろう」が本音です。

もちろん以前からの友人やすでに人間関係がある場合は心からおめでとうということもあるとおもいます。しかし、このあたりの心理を知らないといつの間にかノせられてしまい自分を見失うことにもなりかねませんので同業者の話(特に持ち上げるはなし)は一切気にしないようにしています。

 

 

実際に事務所を借りて思ったこと

わたしは行政書士業務は大勝ちするビジネスではないと思っていますし、売り上げありきのビジネスモデルでもないと思っています。

本当に格好つけるわけでもなく、目の前の依頼人の役に立って、行政側からも信頼されるというコツコツとした専門職だと思っています。

そのため最初からいい事務所を借りようとか大きく始めようという気はありませんでした。

事務所を借りることでスケールの大きな依頼が来る事もあるかもしれませんが、スケールの大きな案件も、小さな案件も重みは同じです。そういう意味では浮かれてはいけないと常に思っています。

この考えが正しいのか、あるいは浅はかなものなのかは2~3年後にわかると思います。そのため開業部のブログも更新頻度をあげなくてはいけませんね・・・。

 

数年たって読み返してみて、何て青臭いことを言っているんだとか思うかもしれませんが、とりあえず自分の身の丈を過不足なく書いてみました。

 

 

 


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監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。 士業向けのコンテンツSEOでの集客のコンサルタントも務める。
行政書士 前場亮事務所
106-0031 東京都港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6418-1075(許認可)

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