マーケティング先輩と後輩行政書士の業務分析行政書士開業ブログ

【先輩と後輩】行政書士の業務の選び方③

前回の続き

 

先輩に業務選択についていろいろ教わる行政書士開業予定のT君ですが、メジャー業務もいいけど、”メジャーではないけどお勧めの業務”の探し方を先輩から教わります。

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”4-.jpg” name=”先輩”]それじゃあどうやってマイナー業務でお勧めのものを選ぶかを説明するね。

最初に結論を言うと、どこかに正解のデータがあったり、参考書のようなものはないんだ。だから自分で探して最終的には暗中模索をしなくちゃいけない、ということは最初に覚悟してほしいね。

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[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”yjimage.jpg” name=”T君”]そりゃあそうですよね・・。儲かるってわかっていたら誰だって他言しないだろうし、ましてやウェブ上に公開するはずないですよね・・・。

はい!最終的には自分で探して決断します!・・・でも、見つけ方というか、あたりの付け方くらいはありますよね・・・? [/speech_bubble]

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”4-.jpg” name=”先輩”]そうだね。さすがにめやすの付け方もできないんじゃあマーケティングじゃないし、それじゃあ業務選択はばくちになってしまうよね。

マーケティングではまず、重要なのは需要があるかどうかということだよね。これに関してはグーグルのキーワードプランナーで簡単に調べることができるんだ。このサイトでも散々紹介しているけど、月ごとの検索ボリュームがわかるから、これでなんとなくのあたりはつけられるよね。

ちなみに、キーワードを簡単に調べると、

相続 22200

建設業許可 12100

会社設立 22200

医療法人設立 480

創業融資 1000

運送業許可 720

外国人 ビザ 140

風俗営業許可 590

のボリュームがあるね。これを見てどう思うかな?[/speech_bubble]

③
↑キーワードごとの検索ボリュームがわかる

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”yjimage.jpg” name=”T君”]これを見ると、やっぱり相続業務や会社設立が有利なんじゃないかと思ってしまいますね。違うんですか・・? [/speech_bubble]

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”4-.jpg” name=”先輩”]・・・まあ、データからは確かに需要があるということには違いないけど、そこから先は想像力が大事かな・・・。

データの先にあることを見ると、たとえば相続で検索する人は単純に相続について調べているだけかもしれないし、ニュースで芸能人の相続争いがあったから調べている人もいるよね。

それに比べると”○○許可”というキーワードだと、手続きを実際にやろうという人が検索するキーワードとしてはより具体的になるから、”○○許可”のほうがあてになるよね。

それから、相続や会社設立は行政書士の独占業務ではないから弁護士や司法書士、税理士とのし烈な顧客の奪い合いに参加しなくちゃいけないし、イメージや法制度上、行政書士に有利なポイントはないから流れに逆らっていくことになってしまうよね。[/speech_bubble]

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”yjimage.jpg” name=”T君”]確かに一般的には相続だと弁護士、っていうイメージかもしれないですね・・・。ほかの士業の先生と争うのはまずは避けて、戦いやすいところでと戦うということですね? [/speech_bubble]

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”4-.jpg” name=”先輩”]そうだね。行政書士には行政書士の得意なフィールドがあるから、まずはそこで売り上げの基盤を作って、相続とかの民事案件はじっくり腰を据えてやるほうが正攻法ともいえるよね。

法律上も、業際問題といって、判断があいまいな場合は各士業での争いの種になりやすいし、まずは行政書士の独占業務だけで十分な売り上げになるよ。

 

士業間の争いはユーザーにとってはどうでもいい問題なのに、いろいろしょぼいこと言っているセンセイはいるところにはいるかもしれないよね。ヒマな人ほど自分の縄張りに敏感なんだ。

他士業からの小競り合いに巻き込まれると面倒くさいし、小競り合いにのっかるのもしょぼいから僕は民事案件には一切近づいていないんだ。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”yjimage.jpg” name=”T君”]なるほど!確かに相続業務だと名義変更の登記は司法書士の独占業務だし、会社設立だと税務顧問とのタイアップということも考えられますしね!

でも、”建設業許可”でも競争が激しくて怖気づいたので、そうなると業務選択って難しいんですね・・・。どうやって見つければいいんですか? [/speech_bubble]

ファーストビュー
建設業許可で検索すると、広告の嵐・・・

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”4-.jpg” name=”先輩”]確かにここで突き放したら無責任だよね(笑)

やっぱり行政書士の独占業務は行政庁への許可取得だから、そこから攻めるのが王道だよね。つまり○○許可とか○○免許とかのキーワードでボリュームを見るのが最初の一歩だよね。

ここからは経験上の話になるけど、検索ボリュームで500以上あればしっかりとサイト運営をすれば十分に売り上げになる素地はあるんだ。500しか需要がないのに?と思うかもしれないけど、検索ユーザーはドンピシャなキーワードで検索はしないし、実際にはもっと多くの潜在需要があると思って大丈夫。

ちなみに、ここまでは誰でもできるし、机上のデータだけだから、まだ不十分だよね。

ここから先はもう一歩突っ込んだマーケティングになるんだ。[/speech_bubble]

 

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”yjimage.jpg” name=”T君”]待ってました!一歩進んだマーケティングを教えてください! [/speech_bubble]

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”4-.jpg” name=”先輩”]ノってきたね!

それじゃあ、ここで仮説をいくつか立ててみよう。○○許可と調べる人には、どういう人がいるかを想像してみよう。

その中には、自分で許可を取りたいと思っている人が多いかもしれないし、まだぼんやりとその許可の全体像を見ているだけかもしれないし、急いでその許可を取らないといけないのかもしれない。

でも、仮に許可を取ろうとする人が多かったとしても、その許可の手続きがあまりにも簡単すぎたり、慣習的に自分でとる人が多い場合は行政書士向きではないという仮説も立てられるよね。

つまり、その許可を取るにあたって悩んでいる、どうすればいいのかわからないという潜在的な悩みがある手続きを探すことが大事なんだ。さらにもっといえば、その許可は実際にはどういう人が窓口に行くのかを探ることも大事だよね。[/speech_bubble]

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”yjimage.jpg” name=”T君”]なんか核心に迫りつつあるのがわかります!はやく!はやく! [/speech_bubble]

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”4-.jpg” name=”先輩”]おいおい、目が血走っているよ・・・。

まずはヤフー知恵袋とかでどういう悩みがあるのかを調べてみたり、実際にその許可の行政庁のサイトを見てみるとヒントがあるんだ。

たとえば知恵袋で”わからなかったら行政書士に聞いてみましょう”という回答があったりする場合は行政書士がサポートするのが一般的な業務と仮説が立てられるよね。

行政庁のサイトに行政書士というキーワードが使われていたら、行政庁自身が行政書士の活躍を期待している=その動線ができているともいえるよね。実際に古物商許可は行政書士の代理業務を予定しているんだ。

 

さらに、行政庁の窓口に実際に手続きをしたいふりをして電話をかけたりするのも一つの手だよね。

僕の場合行政庁の窓口に行って「こんなに難しいんじゃ、自分でできないです・・・」と演技でうなだれたときに、担当官が「行政書士に頼んだほうがいいんじゃないか」と言われてピーンときて選んだ分野もあるんだ。

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↓警視庁の古物商許可のページから

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[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”yjimage.jpg” name=”T君”]おおーーーっ!なんか見えてきました!

どうやっていいかがわからなかったからあてずっぽうに決めちゃダメなんですね。早速やってみます!ありがとうございました!それでは! [/speech_bubble]

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”4-.jpg” name=”先輩”]もう帰っちゃうの(笑)

了解!頑張ってね![/speech_bubble]

 

アイコン ペン新人行政書士にとって業務選択はその後の人生を決定する大事な一歩です。しかし、あまりにもそのあたりの情報がないのでただ何となく耳触りがいい業務とか、それっぽい業務を選ぶのですが、根拠もなく業務を選ぶのは大変に危険だということがわかってくれたと思います。まずはデータが大事ですが、単純に表面上のデータだけでは足りません。データの背景にある人間心理を観察するまでやって初めて選べるはずなのです。もちろん、かといって深く探っても最終的に”選ぶ勇気”が持てないといつまでたっても開業できません。評論家になるか実務家になるかはここまで読んだあなたなら結論が出ているでしょう。


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監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。 士業向けのコンテンツSEOでの集客のコンサルタントも務める。
行政書士 前場亮事務所
106-0031 東京都港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6418-1075(許認可)

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