栗田雅和の開業ブログ行政書士開業ブログ

ある40代新人行政書士が開業から最初の依頼を受けるまで③

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こんにちは。行政書士事務所開業1年目の栗田です。

このブログでは、行政書士開業部でウェブ集客を勉強した新人の私が、開業してから依頼を受けるまでに思ったこと、感じたことを隠さず正直に書いています。

今回で第3回目、最終回になります。2016年の4月15日に開業しましたので、これを書いている時点でちょうど後1ヶ月で開業丸1年です。

新人の行政書士事務所は11ヶ月でどれだけ成長することができたのか。

それでは今回も最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。

成長できたこと3つ。

私はまだまだ行政書士事務所経営について挑戦中の立場ですが、今この11ヶ月を振り返って成長できたことは3つあると思います。

  1. ウェブサイト
  2. 問い合わせへの応対
  3. いろいろなつながり

1つずつ解説していきます。

 

1,ウェブサイト

まずはウェブサイトの成長です。行政書士開業部の本命のテーマでもあります。最初の頃から比べると本当に大きく成長してくれています。

コンテンツ制作の苦悩

第1回目のブログにも書きましたが、妻が行政書士登録をして事務所を構えています。私は今は会社勤めをしながら事務所の運営に関わるという立場です。

私が事務所の経営について出来る事は1つです。それは夜な夜なサイトのコンテンツを作ること。これに尽きます。そしてこの事がいつも頭から離れません。

当初、コンテンツを書くことは凡人の私にはとても大変な作業でした。例えば作家としての技術でもあればスラスラ書けるのかもしれませんが、当然そんなものは持ち合わせていませんので、ヘトヘトになりながら書いていました。

今はもう慣れたので、苦痛ということはないですが、常に苦悩がついてまわります。どういうことか説明します。

最初の3ヶ月

最初の頃はまず、ワードプレスが思うように操作できませんでした。

私は元々、パソコンは好きで文字入力は得意な方でしたが、コンテンツを書こうとするとイチイチ操作でひっかかったりしました。しかしこれは1ヶ月もすれば慣れ、自分なりにできるようになりました。その後、もう少し上のステップの表や説明図などを作って入れることも出来るようになりました。

あともう一点、当たり前ですが、最初は業務についての知識が皆無の状態でしたので、基礎の知識を習得する勉強を同時並行で行わなければいけませんでした。

ユーザーへのお役立ちコンテンツを書きたい一心で、とにかく書籍や行政が出している手引などをインプットしながらのアウトプットの毎日でした。

建設業許可・産廃許可・農地転用と、業務を3つも入れた欲張ったサイトにしたので、それぞれを勉強しなければならず、効率的ではなかったかもしれません。しかし、知らなかった知識をどんどん覚えていくというのは楽しい事でもありました。

 

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↑サイトを作ってから3ヶ月のアクセス解析です。(実はこの頃、グーグルアナリティクスの設定ミスをしていたことが後から発覚しました。ですので、この時期のページビューとページ/セッションと直帰率は正確ではありません。)

一番とんがっているところがありますが、これは理由があります。

開業日の夜中に知り合いの先生がお祝いで、ご自身の人気ブログサイトで紹介してくれたので、そのリンクからの流入です。たった数行の紹介とリンクだけで、こんなにもアクセスを動かせるのかと、非常に驚きました。

 

ネタ探しの日々

最初は許可の要件や基本的な知識をコンテンツに書いていきましたが、それはハッキリ言って他のサイトにも書いてあるよくある内容です。

それ以上のものを作りたいので試行錯誤をするのですが、そのうちネタが尽きてしまいます。これが一番怖いです。書かなきゃ前に進めないのに、書けない。恐怖です。

アマゾンで関係書籍をひたすら探し、数冊ずつまとめ買いしてまたインプットとネタ探しの日々です。

 ユーザーは何を知りたいのか。

お役立ちコンテンツというからには、サイトを訪れてくれたユーザーのためになるものでなければ読んでもらえません。

ユーザーは何を知りたくて検索しているのか。

そしてその知った情報をもとに何がしたいのか。これを想像することが今でも容易ではなく、また、ハッキリとした正解がないものです。これがコンテンツ作成において一番の苦悩です。でも常にユーザーの立場に立って自分なりに考えるしか方法は無いと思います。おそらく永遠のテーマです。

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これが現在のアクセス状況です。少しずつですが順調な右肩あがりです。2017年の年明けから伸びだしました。時間が経過してグーグルの評価が上がったのでしょうか。

それと同時に一気にアクセス数が伸びた記事が↓こちらです。多い日は1日60ビューぐらいあります。期間限定のタイトルと、建設業の検索ユーザーの多くが不安に思っていることにうまく焦点を当てることができたのでしょう。色々なワードで検索され人気記事となってくれました。
平成29年度から社会保険に入らないと現場にはいれないってホント?

 

2,問い合わせへの応対

相談で終わる時期

サイトにある程度のアクセスが集まると、お問い合せの電話やメールをチラホラいただけるようになります。私の場合は1日のページビューが100を超えだした、夏頃からだったと思います。

問い合わせには妻が対応するのですが、最初はうまく行きません。まったく手応えがありません。

来所されたお客さんは、私たちが参考書や手引で学んだことや、サイトに書いたコンテンツの内容よりもっと深い、または全然想定外のことを聞いてくるのです。

こちらは一生懸命、誠意を持って対応しますが、ナカナカ依頼までたどり着けません。知識はある程度入っているのですが、新人の雰囲気が伝わってしまうのでしょう。こちらがもうひと押しできない弱さもあるかもしれません。この頃は問い合わせだけで全く依頼はありませんでした。

見えてきた光

女性社員A_やる気_02しかし、一つ一つの問い合わせに誠実に対応していくことで、今までよりも奥深い知識が増えて、次に同じ案件が来た時には必ず対応できるという自信がついたように思います。また、分からない案件が来ても、

  • 絶対にその場で即答しなければいけないわけではない、と肩の力が抜けた
  • 調べ方の精度があがった
  • 相談できる先生との関係ができてきた

以上の理由から、以前よりは新人っぽさが抜けたのではないかと思います。

それに加えて、もう経験した案件の場合には、

  • お客さんの欲しい情報を察知して先回り
  • 今後必要になる書類、スケジュールなどを一覧にして素早くメール

というようなことを行えるようになりました。こちらからドンドン提供していくと、当たり前に依頼をいただけるという流れがなんとなくわかりました。

 

3,繋がり

業務の知識

先程も書きましたが、私は建設、産廃、農地の3つの業務を欲張って1つのサイトに詰め込みました。コンテンツマーケティングの基本からすれば、1つのサイトには1つの業務が原則です。

私はこの原則に反してのスタートでしたので、広いアクセスが集められる可能性がある反面、いわゆるゴチャ混ぜサイトとしてのデメリットは覚悟しています。

しかし、3つの業務を同時に勉強していくと、建設と産廃、建設と農地の業務は繋がる部分があることがわかりました。

最初から建設業許可だけに特化していてもいずれはわかることだとは思いますが、サイトにそれぞれの業務をカテゴリーとして打ち出している分、コンテンツの幅が広がり、記事を相互にリンクすることができます。これはメリットだと気づきました。

 

人との繋がり

新人1年目ですから、やはり地域の行政書士会の行事に参加しています。意外と言ったら怒られますし、お世辞を言うわけではないですが、皆さん親切な良い方ばかりです。「わからなかったら聞いてね」と声を掛けてくださいます。新人にとってこのことは何よりも心強いことです。新人である間はフンダンにこの権利を利用させていただき、ゆくゆくは恩返しをしたいと思います。

また、お問い合せの段階で他士業の先生に聞かなければならない事も出てきました。税理士、土地家屋調査士、司法書士の先生方との繋がりも出来つつあります。

 

待望の初依頼

そんな中、待望のサイト経由での初のご依頼があったのは11月初めごろでした。

同じ市内で開業している個人事業主の方から、建設業許可を取りたいとの電話がありました。

窓口となるのが事業主の方の奥様で、「女性の行政書士の方を探していた」ということで、ご相談頂きました。詳しく話を聞いてみると要件を満たしていることがわかり、ご依頼頂きました。行政庁への手数料を含めると20万円以上の金額です。興奮しました。

年末年始を挟んだこともあって、ご依頼から少し時間はかかりましたが無事申請でき、許可もおり、ほっとしました。

 

まとめ

行政書士開業部と出会って本格的にマーケティングを始めてからサイト経由での依頼をもらうまで、実に10ヶ月かかっています。

サイト経由ではない紹介をいただいた依頼は 8月でしたので、4月の開業からは4ヶ月です。地域や業務の違いもありますので、これが早いか遅いか私には判断することは出来ませんが、1つ言えるのはコツコツ続けてきたものが実った結果だったということです。

仕事をしていく中では嬉しさと緊張と不安と苦悩など、色々なことがありますが、1件依頼を受ければ続けてきてよかったと心から思えます。また、行政書士という職業のおもしろさを実感することが出来ます。今後もっともっと依頼者の立場に立って考え、たくさんの仕事をさせてもらいたいと思います。

それに、全3回の記事をここへ投稿することも私の中の濃い経験となりました。ありがとうございました。

また、最後までお付き合いいただいた読者の皆様、ありがとうございました。皆さんの開業が大成功することを祈っています。

 

開業部から 寄稿のお礼

栗田先生の3回の体験談は、僕からは「開業部の広告ではないので一切気にせずに好きなように書いてください」とだけお伝えしました。そのため何の誘引もない記事になっています。うれしいことに

・ユーザーは何を求めているのか

・ユーザーはなぜ検索するのか

・ユーザーはそのコンテンツに価値を見出すか

このことに関しては大変に深くご理解いただいているようです。

全ての視点を自分から第三者(ユーザー)に移行することでサイトは信頼され、尊敬され、そのうえでご依頼をいただけるようになります。

これは事務所運営にも生かせますし、どのようなビジネスにも共通することでしょう。

実は最初のころのコンテンツの作成は難航し、PVも思ったように伸びない時期もあったと思います。

しかし、徹底的にユーザー目線をもち、粘り強く続ければ必ず形になると信じてくれた結果がPVに現れたのだと思います。

今後も質の高いコンテンツを提供することでサイトはさらに成長し、それと同時にくりくり行政書士事務所も大きくなることでしょう。

栗田先生のサイトコンテンツはこちらから確認できます。

皆様のコンテンツ作成にも生かせると思います。どうぞご参考ください。

 


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監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。 士業向けのコンテンツSEOでの集客のコンサルタントも務める。
行政書士 前場亮事務所
106-0031 東京都港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6418-1075(許認可)

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