栗田雅和の開業ブログ行政書士開業ブログ

ある40代新人行政書士が開業から最初の依頼を受けるまで②

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こんにちは。

行政書士事務所開業1年目の栗田です。

このブログでは私と同じような境遇の方にむけて、新人の私が開業し依頼を受けるまでの経験と感じたことを隠さず正直に書いていきます。

具体的には、行政書士試験に合格してこれから開業を考えている方や、開業して1年未満の方に読んでいただければと思っています。

今回は全3回のうち、第2回目です。

この記事では「開業するにあたって準備すること・モノ」について書いてみたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。

 

開業するときに準備する楽しさ

行政書士の開業は他の独立開業にくらべると超のつくほど低コストでできると言われています。例えばラーメン屋、爬虫類ショップ、運送業などに比べれば在庫や仕入れ管理があるわけではなく、設備投資もほとんどないからです。

それでも準備するべきものはたくさんあります。そしてそれをひとつずつ決めていく作業は本当に楽しいものです。私の場合はリフォームするときの内装屋さんや回線業者など、新規出発ならではの場面で会う人たちとの打ち合わせもワクワクに拍車をかけました。

ある程度のお金がかかるのは覚悟できていたので、出費は特に気にならず、他に辛いことは見当たりませんでした。

私と妻の2人で決めていった事を思い出して書いてみます。

 

自宅か事務所か

まず開業するにあたって、自宅開業か事務所を借りるかという分岐点がいちばん最初にやってくるのではないでしょうか。

個人的なことですが、私は家族5人で住んでいる部屋が今もうすでに狭いのです。今後子どもたちの成長を考えるとなんとかしなければいけません。この状況を打破するために脱サラを目指している部分もあります。ですので自宅開業の選択肢はありませんでした。幸い今住んでいる建物の1室が空いたので、少しリフォームして事務所にしました。

ちなみに家賃は30,000円です。

 

事務所名

事務所名は「くりくり行政書士事務所」としました。今はまだ私はサラリーマンですが、妻と2人でやっていくから栗田が2人で、くりくりです・・・というのは後づけでこじつけました。案外思いつきでこれだ!と決めてしまいました。

ただ、「栗田行政書士事務所」というのでは堅いしつまらないな、と思っていました。法律や官公庁への書類を扱うプロですから堅くてもいい、むしろ堅く見せたほうが信頼できそう、という意見はあると思うのですが、私はもっとキャッチーにしたかったのです。覚えてもらいやすいというのは何よりも宣伝になると思ったからです。

実際に今までに問い合わせをいただいたり、依頼をいただいたお客様と何度も話題になっています。手前ミソですが、「なんだかいい名前ですね」と言われることも多いようです。

アイコン 虫眼鏡ロゴマーク
このとき、事務所のロゴマークを作ろうと真剣に考えていました。クラウドソーシングサイトで見積りしてみようかと検討しましたが途中で思いとどまり、今では未遂に終わって本当によかったと思っています。開業すること自体が嬉しくて仕方なく、周りが見えていない、余分なところに力が入っている私を表す典型的な事例です。反省し、本質に目を向けるよう肝に銘じています。

 

 

取り扱い業務は何にするか

この行政書士開業部のサイトでは業務を紹介・分析しているコンテンツが色々あります。私はこれを読んで勉強しました。

やりたい業務とやるべき業務

その上で、やはり以前からやりたかった相続関係をやろうと思いました。

しかし、競合の多さ、ネット集客には馴染みにくいというデメリットもわかったので、民事業務である相続は「やりたい業務」としてじっくり時間をかけて育てていくことにしました。

それよりも何よりまず新人が優先させなければならない事は、事務所を軌道に乗せて、経営を安定させる柱を立てることです。この柱を建設業許可・産廃収集運搬業許可・農地転用許可の許認可業務で立てていくことにしました。

 

業務の持つイメージ

相続は私が行った新人セミナーでも人気業務のひとつでした。もうひとつ人気だったのは入管の手続などの外国人関係の業務です。共通するのはどちらも民事業務ということです。それぞれの業務にはなんとなくイメージが有ると思います。

行政書士は1万種類以上の業務があるといわれる中、少し強引ですが、大きく民事と許認可の2つに分けることができると思います。

 

民事

これは私の考えで、実際そんなに易しいものではないと思いますが、新人はなぜか民事の業務がとっつきやすいようなイメージを抱きがちかと思います。

相続・遺言・離婚・交通事故対応などは、ネガティブな事へ対策する業務なので、人助けの度合いが強く感じるのかもしれません。その分正義感が燃え、やりたくなる気持ちもあると思います。それが人気の理由ではないかなと、私は思います。

 

許認可

反対に建設業許可のような許認可はコワイと思われがちです。元々建設業関係で務めていたとかでなければそのギョウカイの事が分からなくて、スグにでも気が短そうな強面の社長さんの顔を想像してしまい、コワイのです。

私もそうでした。建設業許可は行政書士の花形業務と言われていますから、昔からの行政書士の大先生がすでに独占状態で地域を支配していて、そこに割って入るのは自殺行為で、建設業の社長もコワければ、大先生ももっとコワイと思っていました。

しかし、このようなイメージも、ネットでマーケティングをすることで、単なる先入観であるということがわかってきました。

 

報酬単価

それではその業務をいくらでやるかというのも、大きな悩みどころでした。やったことがない事に値段をつけるというのは捉え所のない話でした。結局同じ県内の行政書士事務所のホームページを調査して決めました。

その頃、自治体によって難易度に違いがあるというのは理解してなかったのですが、私の地域では東京に比べるとやや高額となっています。そのなかでも私の事務所では真ん中より安い額で設定したと思います。

ちなみに建設業許可でいちばん多いと思われる、個人・知事許可・一般・新規で10万円〜としています。

〜と幅を持たせているのは同じ許可申請でも依頼人によって、難易度に相当な開きがあるからです。その部分はもちろん事前に見積を出して納得してもらってからというスタンスですが、そこをあえてどんな案件も一律10万円ポッキリでやるという戦略もあると思います。わかりやすくてとても魅力的だと思います。

 

営業時間

営業時間は朝9時から夕方17時までとしました。実際には子どもたちの送り迎えでもっと短い営業時間となっています。

工事仕事で忙しい建設業の社長さんは朝早くと夜遅くに事務所にいることも多いようですので、将来的にはそれに対応できる営業時間にしたいと思っています。朝6時から夜10時までいつでもどこでも駆けつけますというのをアピールしている事務所もありました。

 

電話FAXインターネット

お客様と連絡をとりあうための手段です。行政書士事務所のメインとなる設備といえると思います。

電話回線・FAX回線・インターネット回線は1つの業者で全部契約できることを私はこのとき初めて知りました。

 

電話

子機付きの電話機を選びました。今どきの電話機は怪しい電話があれば登録しておいて通話拒否できるのは当然ですが、話し始めてしまってから変だと思った場合、時間を遡って通話を録音できる機能がついていました。法律家を騙そうとしてくる輩もいる世の中ですから、そういう機能があると安心です。

他には、事務所専用にひとつ安い携帯電話を契約して、外出時には転送して大事な電話を逃さないようにしています。

 

FAX

携帯電話でも受信、送信ができる便利なネットFAXにしました。月額料金が1250円かかりますが、FAX機器本体を買う必要がなく、紙やインク切れがないですし、全てデータとして残るので便利です。開業当初は全く使わず、料金だけかかっていましたが徐々に使う回数が多くなってきました。毎日ガンガン受信したいです。

 

インターネット

地元のCATV回線業者で電話回線と一緒に契約しました。セキュリティも万全です。

パソコンは2年ほど前に買って全く使っていなかったノートパソコンを事務所用として使うことにしました。軽くて持ち出しやすい機種を買おうか検討しましたが、今のところは外へ持ち出すこともなく足りているようなのでしばらく様子見します。

 

名刺

ネットプリントサービスで作りました。顔写真を入れるので高画質光沢のある物で、紙の厚さなどのオプションを付けても100枚2,000円ほどでした。会う人によって使い分けようと、相続専門という名刺と建設・産廃・農転専門という名刺の2種類を作りました。ここも凝りだすとキリがないので、シンプルで清潔感があればそれでいいと思います。

 

ネット広告

ある程度サイトのコンテンツの量が増えたところで、YahooにPPC広告を出すことにしました。最初は前回紹介したトップページを出していましたが、建設・産廃・農地転用と、色々書いてあって分かりにくいかなと思い直し、建設業許可専用のページと、産廃収取運搬業許可専用のページを作りました。ちなみにこんな感じです。

まとめ

開業に向けて準備するのは楽しい部分もある反面、わからないことも多く、その判断基準すら知らないということもあります。そこを何とか調べながら、前に進めてきました。進めなければ開業に近づきません。なにより熱い気持ちが冷めてしまうのはイヤでした。

状況はみなさんそれぞれ違うと思いますが、参考にしていただければ嬉しいです。

 


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監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。 士業向けのコンテンツSEOでの集客のコンサルタントも務める。
行政書士 前場亮事務所
106-0031 東京都港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6418-1075(許認可)

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