マーケティング行政書士開業ブログ

行政書士の”過疎ってる感”は本当なのか?

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行政書士は”食えない資格”とずいぶん前から揶揄されてきました。

揶揄される理由はたくさんあって、もちろん合格して開業しても数年も持たずに廃業する人が多いということと、法律系の資格の中では合格しやすいということの心理がいろいろな意見を生むのかと思います。

要するになんだかんだ言って注目されているのです。

僕が合格したのは平成23年だったのですが、1回目は平成22年度を受験しました。

試験勉強をしたことがある人はわかると思うのですが平成22年は難易度が高く、試験を受けながら「なんでここまでやらないといけないんだ?」と絶望したのを覚えています。

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行政書士試験センターの資料を見ると平成22年と23年がピークでその後は受験者数は減り続け、28年度はピーク時の4割減となっています。

受験者が少ないとなんとなく業界全体に物寂しい雰囲気を感じるもので、ほんのりとした過疎ってる感を感じます。

開業者である僕の体感としても新規開業者は減っている気がします。では果たして実際のところはどうなのか、検証してみました。

 

行政書士は過疎ってる?

衝撃のデータ

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グーグルトレンドで”行政書士”のデータを取得すると、過去1年間では↑のようになります。

11月と1月が多いのはもちろん行政書士試験の実施日と、合格発表の時です。

受験者は開業者の何十倍もいますし、受験者のトレンドのピークが11月と1月なのでしょう。

これは一年のデータですが、次が本チャンです。

2004年からのデータはこちらになります。過去13年ですね。これが衝撃!

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見てみれば一目瞭然なのですが、右肩下がりでトレンドは下降しています。ウェブ上での話ですが、これが現実です。

2005年ころをピークとするとなんと4分の1に下がっています。おー。

どこかで底を打って反転したデータであればまだ心のやり場がありますが、これを見たときに行政書士の過疎ってる感は本物なんだと実感したのです。

ちょうどトレンドが下がりだしてしばらくした頃に勉強を始めた受験者が合格するころが2010年だとしたら、一応の説明はつきますね。

 

他仕業との比較

行政書士が右肩下がりなのはみたとおりです。

ただしこれは行政書士だけに限った話ではなく、士業全般にいえることですね。例えば司法書士を比較しても同様に右肩下がりです。

ただし下げ幅は行政書士のほうが露骨です。司法書士はいいとこ半値というところですが、行政書士は逆フォーバガーですから。

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行政書士には厳しいですが、司法書士は行政書士よりも数が少ないのにもかかわらずこれです。いやー、これは参った。

さらに司法書士と行政書士は2011年4月に完全に逆転しています。これは貸金業法が改正された結果、司法書士が債務整理の担い手としてフォーカスされてきたためです。

行政書士は会社設立や創業融資とかでバブってる事務所もありましたが債務整理バブルに比べると片腹痛いというところでしょう。

 

次に社労士との比較を見てみましょう。

 

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社労士と行政書士はよく難易度や将来性などを比較されますが、ウェブマーケティングを見るとトレンドは行政書士のほうが上のように見えます。

ただし全体の下降トレンドは穏やかで社労士はほぼ司法書士と同じです。

また、社労士はキーワードが”社会保険労務士”と”社労士”の二つに大きく二分されますので合計すると分母はおそらく行政書士と同じ程度でしょう。

 

グーグルトレンド

行政書士にはネガティブなデータではありますが、グーグルトレンドはもちろんウェブ上でのデータなので参考程度までにしてもらえればと思います。

 

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グーグルトレンドは実際の検索数ではなく、ピークを100としたらどれくらいのトレンドなのかをグラフにしたものです。

例えば小島よしおさんとピコ太郎さんであれば、お二人とも一発屋であることには変わりません。

しかし、同じ一発屋であっても比べるとピコ太郎さんのほうがトレンドは得ていたということになります。

小島よしおさんも一時期かなり目立っていましたが、ピコ太郎さんは世界的なブームでしたのでこのデータはうなずける人も多いのではないでしょうか。

 

業務を比較する

ちなみに行政書士の業務を分析するとこのようになります。これは過去一年間の推移です。

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見れば会社設立が一番高いです。

ただし個別の許可業務を見ると建設業許可は圧倒的で、風俗営業許可とはボリュームを比較できないくらいにあります。

僕は風営法が得意でして、業務の依頼は結構いただいているほうだとは思います。

もともと風営法を選んだのはマーケティング的に優位性があるからだったのですが、全体から見るととても後輩にお勧めできる業務とは言えません。

民事案件では遺産分割協議書もターゲットキーワードとしては多いのですが、データ上マネタイズとしては建設業許可には及びませんね。

 

過疎ることのメリットとデメリット

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データ上はたしかに過疎っていることは事実なのですが、では開業するのに行政書士はヤバいのかといえばそれはイコールではありません。

例えばターゲットキーワード”建設業許可”は2004年から絶えず一定のボリュームがあることがわかります。

行政書士全体はトレンドが下がっていても、その受け皿のボリュームが減っていないのであれば相対的に見て競争が減るという見方もできます。

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また、僕が得意なドローンの許可に関してみればいきなりボカンときて、その後も右肩上がりです。

これから開業を考えている人も、すでに開業している人も、目の前のターゲットキーワードだけを見ると真っ暗な気がしますが、見方を変えればそうでないこともわかってくると思います。

 

開業してある程度依頼を受けられるようになると噂話はどこ吹く風になりますが、そうでない人にとっては気になるところだと思います。

ただし、気にしていても何も始まらないので「噂は気になるけど、とりあえず走っとく」というノリも大事だと思います。

過疎ることはイコール競争相手が減るということでもありますし、需要の掘り起こしをすればメリットとらえることもできます。

 

同じ空がどう見えるかは

心の角度次第だから

 

KPPさんのつけまつけるは教えていただいて気に入っていますが、こちらの記事にガクッとしたあなたにこそお聞きいただきたいと思います。

僕は自分の成功のフラッグを”飯が食えれば大成功”ととらえていますので、いまのところ行政書士=大成功です。


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監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。 士業向けのコンテンツSEOでの集客のコンサルタントも務める。
行政書士 前場亮事務所
106-0031 東京都港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6418-1075(許認可)

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