マーケティング行政書士の業務分析行政書士開業|成功の可能性を最大化する技術と知識のすべて行政書士開業ブログ

行政書士 業務選択|やりたいことをやるか、やるべきことをやるか

 

唐突で申し訳ないが、あなたは次の二つの行政書士のうち、どちらに近い行政書士を目指しているのだろうか?

 

 

 

・自分のやりたい分野を追及して、売り上げは少ないが依頼人から感謝される行政書士

・需要のある業務を追及し、売り上げを上げ、多数の依頼人から感謝される行政書士

 

きっとあなたは「需要のある業務を選ばせようとしているな」と思うかもしれない。やりたい業務をやっても需要がなければ売り上げにならないし、売り上げがなければ行政書士を続けることもできない。だから需要のある業務をやるのが正しいんだろうと考えるのは極めてまっとうなことだと思う。

 

しかし、あなたは本当に自分のやりたいことを押し殺してまでマーケット本位の業務選択をしなければならないのだろうか?私は違うと思う。

 

私のスタンスは「まずは行政書士としてできるかぎり売上を上げ、同時に自分がやりたい業務を追及する」だ。つまり両方を同時進行しようということだ。

 

あなたはまずは生きていく収入を行政書士で得ていかなければならない。

そのためには最低限のマーケット調査の知識が必要だ。そしてもちろん、これから行政書士の開業をしようとする今の熱い気持ちはそれ以上に重要だ。

仮に多少効率が悪くても、やりたい分野は絶対にやったほうがいい。私はそう思っている。

 

ここでは、あなたがやりたいことをやれるために、その業務選択で間違わないように、収益の柱を作るために必要なマーケットの知識を、基本的なところを中心にすべて紹介する。そのうえで、あなたがやりたい業務、興味のある業務とどうバランスをとるのかも包み隠さずに紹介する。

これさえ理解できれば業務選択は間違えないだろうし、あなたが行政書士として生きていく基盤を作ることが出るだろう。しっかり理解してほしい。

 

 

業務選択のポイント

行政書士にとっての業務選択は、

①    マーケット調査によって市場規模と競合を知り、業務を選択する

②    あなたがやりたいと思えることをあなた自身で追及し、選択する

③    あなたに向いている業務を選択する

この三つを考察しよう。

 

いくらマーケットで優位性がわかっていてもあなたが嫌いな業務であればやっても続かないだろうし、マーケットもいいしあなたがやりたいと思っていてもそもそもあなたの個性がその業務に向いていなければそれも続かないだろう。順を追って説明しよう。

 

 

①行政書士のマーケット調査

私はウェブ集客が得意で現在15の事務所のマーケット調査からサイト作成、コンサルタントまでをすべてこなしている。もちろん百発百中で売上が順調に伸びているが、そのなかでも一番重要なのはマーケット調査で、ここを間違うと絶対に成功しない。

 

 

業務の需要を調査する

 

まずはグーグルキーワードプランナーをつかって月刊検索数を調べよう。

ログインし、ダッシュボードに行くと、このような画面になるので、赤枠をクリックしよう。

①

 

次に、赤枠の中にキーワードを入れて検索数を調べよう。今回は「東京都 県建設業許可」と入力する。

②

 

 

 

すると月間の検索数が表示される。PPC広告の単価も表示されるので同時にチェックしよう。

③

 

もちろんパソコンで検索しないで行政書士を探す人はいるかもしれないが、それは現在ではレアケースだと思うし、検索数だけでも一つのめやすになると思う。

 

 

許可名だけでは探れない

例えば古物商許可であれば、「地域名 古物商許可」と検索する人ばかりではない。

古物商の許可を取ってリサイクルショップをやりたい人から見れば、古物商許可という言葉は使わずに「リサイクルショップ 許可」と検索するかもしれないのだ。

 

単純に許可名のビッグキーワードのみでマーケット調査をするとひょっとしたら他にもある宝の山を逃してしまうことになる。

そうならないために、検索ユーザーの気持ちになって、思いつく限りキーワードをあげてみよう。

 

競合を調査する

需要があっても競争がそれ以上に激しかったり、あるいは需要はそれほどでもないが競争は一切なかったりと、そこがわかればさらにあなたの優位性は増す。

では、競合の調査の仕方を紹介しよう。

 

検索エンジンで検索してみる

競合を調べるのでもっとも簡単なのは、検索エンジンで調べてみることだ。簡単なことだがこれだけでもたくさんの事がわかる。

 

ヒット数を調べる

これは「産廃業許可 東京都」で検索したヤフーのスクリーンショットだ。

④

まずはヒット数を見てほしい。これが多ければそもそも競合の数は母体が多いということになるし、少なければまだあまり開発されていない業務だということになる。

 

また、PPC広告がすべて埋まっているので、この分野は需要もあるがその分競合も多い業務だというのがわかる。

 

 

上位10サイトのページを開けてみる

検索の最初の1ページ目は行政書士の事務所のサイトもあるが、行政庁のサイトも多い。そのためできれば2ページまでは注意深くみてほしい。下の画像は「産廃業許可 東京都」の広告枠の下の部分だ。

⑤

 

ここで、

・どの程度の完成度のサイトか?

・どの程度の情報量のサイトか?

・検索ユーザーから見て痒いところに手が届いているか?

・それらのサイトを上回るサイトを作る自信があるか?

 

これらをもとに、あなた自身で探ってみよう。

 

デザインしかとりえのないサイトは無視していい

私が一番嫌いなサイトは、デザインばかりを優先して情報がすっからかんでユーザー目線を無視したサイトだ。これらのサイトは行政書士のことをたいして知りもしないで作ってあるのでユーザーのサイト動線もめちゃくちゃなので見た目はよくても最終的に依頼人は決して依頼しない。

また、このようなサイトは最初のうちは上位に表示されることもあるが、半年もすればユーザーから見放されてどんどん順位が下降する。

これは、サイト作成会社がオールドドメインをそのサイトに使ったり、被リンクに用いたり、あるいは有料被リンクを用いて一時的に上位に表示されているだけだ。

 

若年向けの快楽主義のユーザーを対象にすればそれでもいいかもしれないが、行政書士に依頼しようとする検索ユーザーは真剣だ。そんなユーザー層は見た目だけのサイトは簡単に見破る。そこをサイト作成会社は理解していないのだ。

 

もちろん、グーグルも間抜けではないので中身のないくだらないサイトは決して見過ごさないだろう。

 

 

関連ワードを調べる

 

つぎに、関連キーワードツールを使って、もとになるキーワードの関連する検索キーワードを調べよう。

 

これは「相続 東京都」の関連キーワードだ。

ここで注目するのは、

・相続+地域で検索する人はいるかいないか

・相続業務を他士業と取り合っていないか

・相続に関連してどのような潜在需要があるか

だ。では、見てみよう。

⑥

 

 

「相続」そのものでは検索数はあるが、「相続手続きといえば弁護士」という正直な社会の評価だろう。そのため弁護士事務所と業務の大変厳しい奪い合いを覚悟しなければならないだろう。

 

また、相続を地域名と合わせて検索する人がいるということは、検索ユーザーは専門家に依頼しようとする素地があるということだ。相続そのものを自分でやろうとする人は「相続」や「相続手続き」などのビッグキーワードで自分で調べてしまう。

それができない人は「相続 地域名」で調べて弁護士なり行政書士なりを調べることになるからだ。

 

 

自分で手続きをする素地があるか、専門家に頼む素地があるか

関連ワードで地域名がでてくるというのは、「自分ではできそうもないからその地域の専門家に頼もう」ということが想像される。ただ、許認可の関連キーワードにまったく「行政書士」が出てこないのは注意したほうがいい。

 

⑦

 

 

道路使用許可は、検索数はたくさんあって、PPC広告単価も低かったので「こりゃあ宝の山を見つけた」と思って実際にサイトを立ち上げたが、問い合わせすら一件もなく、半年でサイトを閉鎖したことがあった。

実際に警察署で聞くと「ほとんど自分で申請して、行政書士がやるのは聞いたことがない」といわれてがっかりしたことを覚えている。

 

道路使用許可は伝統的に建設会社が調べて自分たちでやってしまうのだ。だから地域名は出てきても「行政書士」の関連ワードは一つもない。

 

あなたが本当にやる気があるのであれば、行政庁の窓口に行って、行政書士となじみがいいか悪いかくらいは聞き込みをしたほうがいいだろう。

 

 

②やりたいことをやる

いかがだろうか?ここまでやれば、まずは収益の柱となる業務は何を選べばいいのかがわかってきたと思う。

しかし、マーケットはわかったけど自分自身がわかっていなければやはり長続きはしないだろう。

 

・その業務に興味があるか

・その行政庁の雰囲気は、好きになれるか

・報酬がわりに合うと思えるか

・その依頼人は、応援したいと思えるか

 

この辺りを自問自答してみよう。

まずは興味がなければ好きにはなれないだろうし、最終手に申請する行政庁がどうしても合わない、と思うこともあるだろう。好きかもしれないけど報酬が低すぎでやっていられないと思うことも、逆に高すぎて自分ではリスクを負いきれないと思うこともあるだろう。

 

開業当初は時間はたっぷりあるだろう。しっかり自分自身と向き合ってほしい。

 

 

③自分に向いているかどうか

あなたが出歩くのが嫌いで方向音痴なのに一日に多数の行政庁や依頼人を回らなければならないような業務は、むかないだろう。

その場合はネットで完了したり、やり取りが郵送で済むような業務がいいだろうし、やりたい業務をどうしてもやりたいのであれば、方向音痴を直したほうがいい。

 

ネットが苦手なのに無理して特殊車両通行許可のようなネットで完了できる業務を選ぶ必要はないだろう。

 

自分のことは、なかなか自分では理解できていないものだ。「こう映っていたい」というバイアスがかかってしまい、どうしても第三者目線が失われがちになる。

この場合はあなたが信頼できる人に素直に聞こう。自分のことをジャッジメントされるようなことは、時には耳が痛いことを言われることもあるだろうし、腹が立つこともあるだろう。しかしそれ以上に得るものは大きいはずだ。

 

 

まとめ

いかがだろうか?行政書士の開業で、業務の選択は非常に重要だ。だが、マーケティングだけで選択してしまってやりたくない仕事・好きになれない依頼人・行政庁と憂鬱な毎日を送るのは不幸だと思うし、逆にいくら好きな業務でもマーケットが厳しいのであれば他の道も考えてみよう、ということだ。

 

行政書士で開業すれば、あなたは個人事業主だ。だれからも指図されることはない。

 

自由は同時に決断をしなければらないというリスクを背負うことになる。業務の選択は「行政書士で開業する」という決断のあとに訪れる二つ目の決断だ。しっかり向き合ってほしい。

 


開業やウェブ集客のご相談はフォーラムへ




↓”いいね”をお願いします!↓

監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。 士業向けのコンテンツSEOでの集客のコンサルタントも務める。
行政書士 前場亮事務所
106-0031 東京都港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6418-1075(許認可)

LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。