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経験がない業務をどうやって始めるか?

行政書士の未経験業務

 

行政書士は開業しても「どこか他の事務所で修業する」というオプションがないため、即開業するという方がほとんどだと思います。

 

そのため新人の先生は未経験のまま事務所を開業するということになります。今回は、この業界内にあるものすごい矛盾を私なりに赤裸々に書いてみたいと思います。

行政書士開業|新人行政書士が即廃業に追い込まれないようにまずはするべきこと

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最初は電話が鳴るのが怖かった

これから書くことは私個人の事なのであくまでも一つの例としてとらえてほしいのですが、今でこそ風営法ではある程度認知度も出てきたと思いますが、最初の一件目の風俗営業許可はもちろんやったこともないし、すべてが初めての事ばかりでした。

私は飲食店をすでに長いこと経営しているので飲食店の経営にかんしてはプロだと自負していますが、許可取得なんてほぼ素人だし、サイトを作ったのはいいのですが電話が鳴るのが怖くて仕方なかったのを覚えています。

 

行政書士試験の時よりも勉強した

サイトがローンチされ、PPC広告でビッグキーワード対策をすると、3日後には問い合わせの電話がありました。

最初の問い合わせは古物商でした。そしてなんとその場で即決してしまい、すぐに許可がほしいということになったのです。

実はこの段階で住民票とかを取得する職務上請求書もどうやって書いていいかわからないし、実際に他人の住民票が取れるのかも不安だったのでいろいろサイトを調べたり書士会に電話をして勉強しました。

依頼人と会って許可を取って許可証を依頼人に渡す。これはどの業務でも大して変わりありませんが、古物商の許可が下りるまでの1か月間は生きた心地がしませんでした。

 

そして風俗営業許可の実務依頼

そうこうするうちにすぐに風俗営業許可2号申請の依頼がきました。なんとこの段階でCADは全くできなかったのです。

風俗営業許可は古物商の100倍は難しい許可です。また眠れない日が続きました。

依頼人は一日でも早く許可がほしいということなので、とにかく何でもいいから図面と書面を仕上げて警察署に持っていくと「先生、風俗営業やったことないでしょ?」といわれる始末でした。

 

一個のミスもしなければ、許可は下りる

この風俗営業許可も、無事の下りたのですが、ここで思ったのが、「すべての要件をクリアーしていれば、役所の人もはやく終わらせたいので協力してくれる」でした。

本やサイトで猛勉強すれば申請書の完成度を8割がたまではできます。そして、8割がた完成した申請書であれば役所の人も完成まで結構親切に教えてくれます。

つまり、要件上のミスさえなければとりあえずは何とかなるのです。

 

わからないことは、裏で必死に調べる

依頼人の前で情けないことは言いたくないので、まずは合う前にどこから質問されても即答できるように質問を想定して徹底的に勉強します。要件などは自分でチェックシートを作れば心配ないでしょう。

最初のうちは効率も悪いかもしれないし、依頼人に手間をかけるかもしれませんが、自分が動くことで手間を減らす努力をすれば理解してくれるものです。

 

「依頼人を実験台に使わない」は性善説だ

よく行政書士のサイトや大先輩のお言葉だと「はじめてやる業務で依頼人を実験台に使わない」とありますが、実務家であればはっきり言ってこんな言葉は誰も信じていません。

風営法でも細分化すれば何10個にもわかれてくるし、行政書士を続けていれば初めてやる業務に出くわすことなんてしょっちゅうあります。

にもかかわらず上記のようなことをいうのは自分が見えていないか、机上の空論をふりかざしているか、あるいは嘘つきなのです。

 

初めてわたる橋を、たたきながら渡ってしまおう

最初は効率悪くてくたくたになった許可も、慣れてくれば何倍ものスピードでこなせるようになります。

許可は絶対にとらないと依頼人の不利益になるので寝る暇がほしいなんて言っている人には申し訳ありませんが、めちゃめちゃ勉強しなければなりません。

行政書士は依頼人の人生を背負うこともすくなくありません。耳障りのいいことばかりでなく、リスクを伝える作業も大事です。これは、あなたのリスクでもあるのです。

 

そのうえで、私はあなたが初めての業務を受任しようとするときに、「不安かもしれないけど、寝れないかもしれないけど、やってみろ!」といいたいです。

 

追記

私は耳触りのいい言葉に無条件に拒否反応をおこすので、依頼人を実験台に使わないという道徳論を真面目に唱える人の気持ちがわかりません。

どこかにうそがあることをわかりつつ清廉なことをとなえるようなことはもうやめませんか?

 

もちろん、「それぐらいの気持ちで取り掛かるように」という精神論ということもあると思いますし、私もモチベーションの低い人に行政書士はやってほしくないので言いたい気持ちはわかります。

 

 

ただ、本気で言っているのであれば、はじめの一件は誰でも初めてだし、就職先がないという行政書士の開業の現実からかい離したところの話くらいにしか私は感じません。


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監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。 士業向けのコンテンツSEOでの集客のコンサルタントも務める。
行政書士 前場亮事務所
106-0031 東京都港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6418-1075(許認可)

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