行政書士実務行政書士開業ブログ

業務の覚え方

前回のエントリーにも書きましたが行政書士には実務研修がありません。そのため試験に合格して行政書士をやりたいのであれば事務所に就職するか独立開業するしかありません。

 

行政書士試験も終わって、合格が見えている人の中には開業を考えている人もいると思いますので「どうやって業務を覚えよう」という不安を持っている人は多いと思います。

実際に業務を受任すると許可が取れなかったり業務が完了しなくてクレームになることも考えられるし、場合によっては損害賠償請求や懲戒もあるかもしれません。そのため「業務に関しては完ぺきにしてから受任しよう」と思うのは当然のことだと思います。ですが、実際に実務研修がないので完ぺきにしようがありません。

場合によっては最初の受任をするまでにずぶの素人ということもあります。ではどうやって実務を覚えるのでしょうか?

 

自分で許可を取る

私が一番最初にやった実務は古物商でした。サイトを作ってPPC広告を出して3日後に相談の電話があり、1週間後には正式に受任をしました。

これに関しては私はラッキーでした。私は過去に古物商の許可を自分でとったことがあったので思い出しながら着手することができたのです。最初に作ったサイトはごちゃまぜサイトだったので古物商が来るか風営法が来るか建設業が来るかはわからなかったので、いきなり他の許可がきたらと思うとぞっとします。

ただ、自分で許可を取るのと他人の権利を預かるのでは重みが全然違います。相当緊張したのを覚えています。

私は最初に許認可をするのであれば古物商の許可をお勧めしています。依頼人の住民票などの公的書面の取得や行政庁とのやり取りが基本からわかりますし、不許可になることはまずないからです。

何も古物商だけではなくて、会社設立だったら自分で無理やり作ってしまったり、自分の遺産分割承継人を作ってみたりすることでぼんやりと全体像が見えてくると思います。

 

先輩の先生に一緒にやってもらう

古物商の後に受任したのは風営法の2号許可でした。普通の神経であれば2件目が風営法の2号許可というのは無茶ですが、どうしても私に依頼をしたいという方でしたし、たよられるのは悪い気がしませんので受けちゃいました。

その許可はマニュアル本を読んで何とか許可にしましたが、依頼人のいないところで何度も行政庁にいったり書面や図面も素人丸出しのもので、こんなんで報酬をもらっていいのかと思ったものでした。

そのため次に受けるときにはきちんとプロの先生に教えてもらおうと思い、サイトを見て親切そうな先生に目を付けていました。

その先生は池下先生とおっしゃって、いかにも親切そうなオーラがサイトからにじみ出ていました。池下先生のサイトはこちら

そして二つ目の二号許可を受任して、すぐに池下先生のところへ電話をしました。私のカンは当たり、すぐに来てくださり、一緒に図面を作成してくれたのです。

一緒に作成したというのは言い過ぎですね。池下先生が図面を作るのを私が見ているだけでした。

その時間は私にとっては衝撃でした。何を聞いても即答で今まで私が抱いていた疑問が一気に晴れたのです。ご一緒できたのは3時間程度でしたが、その価値は何年分にも勝るものでした。

 

もちろん、池下先生はプロですので図面を作成した代金はわたくしが支払うことになるのですが、これをもったいないと思うか受講料だと思うかの違いではないでしょうか。

開業したては一円でも多く売り上げがほしいと思うし、できれば経費もかけたくないというのが本音だと思いますが、まずは自分が身を削って業務を覚えるという覚悟がない限りプロになることは難しいでしょう。

 

損して×3、得するのはそのあと

せっかく難しい試験に合格したのだから、そのあとは楽したいと思うのは人情として理解できますが、現実はそんなに甘くありません。一般的な行政書士会の何千円の実務講習では痒いところを聞きにくいし、オープンスクールで裏話を聞こうとするのは虫のいい話でしょう。

やはり最初は身を削って、損してでも実務を覚えて、そのあとで得をしても十分にもとが取れます。最初に身を削るのは嫌だというのであれば開業はやめたほうがいいのかもしれません。


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監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。 士業向けのコンテンツSEOでの集客のコンサルタントも務める。
行政書士 前場亮事務所
106-0031 東京都港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6418-1075(許認可)

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